スクールIEのバイトに応募して、採用試験に落ちてしまうと「自分は塾講師に向いていないのでは」と不安になるかもしれません。
しかし、スクールIEの採用率は約27%と言われており、不採用になること自体は決して珍しいことではありません。
スクールIEには筆記試験と面接の両方が課されるため、それぞれに合った準備が必要です。
この記事では、スクールIEのバイト採用試験で落ちる原因と、選考を突破するための具体的な対策をお伝えします。
スクールIEのバイト試験で落ちる人に多い原因
スクールIEの採用選考は筆記試験と面接で構成されていますが、落ちる原因は学力不足だけとは限りません。教室ごとの採用事情も関係するため、複数の要因が重なっているケースが目立ちます。
筆記試験で基礎学力が不足していた
スクールIEの筆記試験は、国語・数学・英語の3科目で実施されることが多く、レベルは高校受験(中学卒業)程度とされています。
教室長の声として「面接重視ではあるが、中学レベルの英語と数学はできる前提で動いてもらう」という考え方が一般的です。
そのため、大学生であっても中学の基礎を忘れてしまっていると、試験結果が足を引っ張る可能性があります。特に数学の計算問題や英語の文法問題は、復習しておかないと意外と解けないものです。
シフト条件が教室の募集枠と合わなかった
スクールIEは個別指導塾のため、生徒のスケジュールに合わせて講師を配置する必要があります。
応募者がどれだけ優秀でも、教室が「火曜と木曜の夕方に入れる講師」を求めているときに「土日しか入れない」と回答すれば、採用は難しくなるでしょう。
個別指導塾では、能力そのものよりも「いつ・どの曜日に確実に入れるか」の比重が大きいことを理解しておく必要があります。
面接でのコミュニケーションに課題があった
塾講師のバイトでは、生徒に対してわかりやすく教える力が求められます。そのため面接では、受け答えの明瞭さやコミュニケーションの取り方が重視される傾向があります。
質問に対して的外れな回答をしたり、声が小さく聞き取りにくかったりすると、「この人に生徒を任せて大丈夫か」と判断されてしまうかもしれません。
また、スクールIEの面接では履歴書の書き方や言葉遣いも見られており、準備不足が目立つと評価が下がる要因になります。
スクールIEのバイト採用試験の特徴と流れ
スクールIEの選考は、他の塾バイトと比べて筆記試験がしっかり実施される傾向があります。選考の全体像を把握しておくことで、当日に慌てることなく臨めるでしょう。
選考フロー
一般的な選考の流れは以下のとおりです。
💡 スクールIEの選考ステップ
①WEBまたは電話で応募 → ②教室にて面接+筆記試験(同日に実施されることが多い) → ③合否連絡(電話またはメール)→ ④研修開始
面接と筆記試験が同日に行われるケースが多いですが、教室によっては別日になることもあります。合否連絡は採用の場合のみ電話で連絡が来る傾向があり、不採用の場合は連絡がないこともあるようです。
筆記試験で実際に出題される内容
筆記試験では国語・数学・英語の3科目が出題され、各科目30分程度で解く形式が一般的です。
出題レベルは中学卒業〜高校受験程度で、高校生の授業も担当する場合はより難易度の高い問題が出されることがあります。
教室によっては指導希望科目に絞って試験を実施するケースもあるため、応募時に確認しておくとよいでしょう。
面接で見られるポイント
スクールIEの面接では、主に5つの観点から評価されるという声があります。
特にスクールIEでは「なぜ塾講師をしたいのか」「自分の受験経験をどう活かせるか」「生徒の学力を伸ばすにはどうすればよいか」といった、教育への姿勢を問う質問が多い傾向にあります。
また「子供は好きか」「どんな塾講師になりたいか」など、個別指導ならではの質問も聞かれることがあるため、事前に回答を準備しておくことが重要です。
スクールIEのバイト試験に落ちないための具体的な対策
スクールIEの選考は筆記試験と面接の両方を重視する傾向があるため、どちらか一方だけの準備では不十分です。以下の対策を押さえておくことで、採用の可能性を高められるでしょう。
筆記試験は中学の基礎を確実に復習しておく
試験のレベルは中学卒業〜高校受験程度ですが、大学生活が長くなると基礎的な内容でも忘れていることが少なくありません。
特に数学の方程式・関数、英語の文法・語彙は、試験前に一通り見直しておくことをおすすめします。
市販の高校受験用問題集を1〜2時間解くだけでも、十分な復習になるでしょう。満点を取る必要はなく「基礎が身についている」と判断してもらえるレベルで問題ありません。
面接では「教えることへの意欲」を具体的に伝える
スクールIEは「やる気スイッチ」をコンセプトとする個別指導塾のため、生徒一人ひとりに寄り添う姿勢が求められます。
面接では「なぜ塾講師をやりたいのか」を自分の経験と結びつけて話すことが効果的です。
⚠️ NG回答とOK回答の例
NG:「時給がよさそうだったので応募しました」
OK:「自分が受験で苦労した経験があるので、同じように悩んでいる生徒の力になりたいと思いました。個別指導なら一人ひとりに合わせたサポートができると考えています」
また、勤務可能な曜日・時間帯はできるだけ幅を持たせて伝えるほうが有利です。「この曜日しか無理です」よりも「基本はこの曜日ですが、調整可能な日もあります」と伝えるほうが採用につながりやすいでしょう。
面接練習を「対人」で実践する
筆記試験の対策は一人でもできますが、面接の準備は一人では限界があります。鏡の前で練習しても、実際に人と話すときの緊張感や受け答えのテンポは再現しにくいものです。
家族や友人に面接官役を頼む方法もありますが、遠慮が入ってしまい本音のフィードバックが得にくいこともあるでしょう。
面接は「会話のキャッチボール」です。回答を長々と話すよりも、聞かれたことに対して1分以内で簡潔に答えるほうが好印象を与えます。
もし一人での準備に不安がある場合は、転職エージェントの面接対策サービスを活用するのも一つの方法です。模擬面接を通じて客観的なアドバイスを受けることで、自分では気づきにくい改善点が見つかることがあります。
スクールIEのバイトに落ちた後の最善の行動
不採用の結果を受けると落ち込むものですが、まずは冷静に振り返ることが大切です。スクールIEの採用率は約27%であり、落ちた人のほうが多いという事実を知っておくだけでも気持ちが楽になるかもしれません。
落ちた原因を客観的に分析する
試験を受けた直後に、聞かれた質問と自分の回答をメモしておくことをおすすめします。時間が経つと記憶が曖昧になり、振り返りの質が下がってしまうからです。
筆記試験で手が止まった箇所があったか、面接で答えに詰まった質問はなかったかを具体的に書き出してみましょう。
また、シフトの希望条件が教室の募集枠と合っていたかどうかも重要な振り返りポイントです。能力の問題ではなく、単にタイミングや条件が合わなかっただけという可能性も十分にあります。
次の選考に向けて準備する
スクールIEに落ちた場合でも、別の教室に応募すれば採用されるケースもあります。教室によって必要としている講師の条件が異なるため、別の教室や別の個別指導塾に視野を広げてみることをおすすめします。
同業他社としては、明光義塾・ナビ個別指導学院・ITTO個別指導学院・トライなどが候補になるでしょう。塾ごとに選考基準が異なるため、スクールIEで落ちたからといって他の塾でも落ちるとは限りません。
一人で振り返りや面接対策を進めるのが難しいと感じる場合は、転職エージェントに相談してみるのも選択肢の一つです。エージェントは無料で利用でき、企業ごとの面接傾向や過去に聞かれた質問の情報を持っていることがあります。
年収交渉やスケジュール調整の代行もしてくれるため、複数の応募先を同時に進めたいときには便利でしょう。ただし、エージェントにも相性があるため、2〜3社を使い比べてみるのがおすすめです。
まずは今日できることとして、試験で出題された内容や面接で聞かれた質問を振り返り、次に活かせるポイントを整理してみてください。筆記試験に不安があれば、中学レベルの問題集を1冊用意して基礎を固めておくだけでも、次の選考での手応えが変わるはずです。

